記念誌制作・社史づくりのノウハウが分かる物語イメージ

【登場人物】
山田和夫……都内の企業に勤める28歳のサラリーマン。営業部に所属している。創立50周年に向けた記念誌制作担当者に任じられた。
岡本雄介……42歳男性。かつて編集プロダクションに勤めていたが、脱サラして喫茶店のオーナーに。マスターとして店に立つ毎日を送っている。

記念誌制作物語:第一一回 記念誌づくりスタート!-06

2016/10/03

「まずは企画書を出せというから、この本を参考に、見よう見まねで企画書を作ってみたんだけど、まだ漠然としていて、何かピンとこないんだよなー。インタビューで構成しようというのはよいアイデアだと思うんだけど、ただ社員のインタビューが並んでいるだけというのも面白味がないし、第一誰も興味が持てないと思うんだよね。けど、どうすればいいか分かんないよ」と山田。その傍らには例の『記念誌の作り方』という本が置かれている。そして、「うーん」「どうすればいいんだよー」とブツブツ言っている。

30分ほど経っただろうか? そんな山田を見かねて、カウンターの向こうにいる岡本が、やれやれといった表情を浮かべてこう言った。

やれやれの表情

「期間で区切ってみてはどうですか?」
「どういうこと?」
「例えば創業から10年毎に期間を区切って、その期間を象徴する商品や出来事を軸に紙面を構成するとか――」
「なるほど。そうすれば記事にメリハリもつくし、読み飽きしなさそうだね」
「それとインタビューだけでなく、対談や座談会などがあってもいいかもしれませんね」
「なるほど!」と叫んだ山田は「来週の会議に出したいから早速企画書直してくる!」と言って店を飛び出した。

 そして、翌週。

「マスター。先週、アドバイスしてもらった企画書だけど、今日、提出したら通ったよ。『これで進めろ』って。大体の予算も決まったし、やっと前に進みそうだよ」

「そうですか」とだけ言った岡本に「これが通った企画書」と言いながら、山田は1枚の紙を差し出した。

【著者プロフィール】
本間 幹(ほんまもとき)/「本間制作室」の編集、ライター担当。1973年、東京都生まれ。大学卒業後、出版社、広告制作会社勤務を経て、2006年、編集プロダクション入社。旅行誌、情報誌を中心にディレクション、編集、取材、執筆業務に従事する。2011年に編集プロダクション「本間制作室」立ち上げ。現在、ビジネス誌や記念誌・社史の制作に携わる。

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