記念誌制作・社史づくりのノウハウが分かる物語イメージ

【登場人物】
山田和夫……都内の企業に勤める28歳のサラリーマン。営業部に所属している。創立50周年に向けた記念誌制作担当者に任じられた。
岡本雄介……42歳男性。かつて編集プロダクションに勤めていたが、脱サラして喫茶店のオーナーに。マスターとして店に立つ毎日を送っている。

記念誌制作物語:第一三回 記念誌づくりスタート!-08

2016/10/17

「でさ、やっぱりプロの力を借りないと無理だということで、予算内なら作業を外注してもいいというお許しが出たんだけど、マスター、編集できる人、誰か知らない?――って、知る訳ないか」
「知ってますよ」と岡本。
「ほんと! 紹介してよ」
「フリーで編集しているコなんですけど、今夜、呼びましょうか?」
「え、いいの? でも、いきなりで悪いんじゃないかな? こっちも何も準備していないし――」
「まず紹介だけですから、大丈夫ですよ。会ってイメージと違ったら断ってもいいですし」
「じゃあ、お願いします」
「ちょっと待ってて下さい。電話してきますから」

電話のイラスト

奥に入って数分、戻ってきた岡本が「では、19時ごろに店に来るそうなので、その頃来れますか?」と言った。
「19時ね、オッケーですよ。ではまた夜に。マスターありがとう」と言って、いつもの様にカウンターの上に500円を置いて、山田は店を出た。

そして、山田が使っていたコーヒーカップを片づけようと岡本が手を伸ばした時、店の扉が開いた。扉から山田がひょっこりと顔を出す。

そして、「何か用意しておくものあるかな?」と尋ねた。

屈託のない山田の表情を見た岡本は自然と顔がほころぶのを悟られないように、下を向いて「何もいりませんよ」と答えた。

【著者プロフィール】
本間 幹(ほんまもとき)/「本間制作室」の編集、ライター担当。1973年、東京都生まれ。大学卒業後、出版社、広告制作会社勤務を経て、2006年、編集プロダクション入社。旅行誌、情報誌を中心にディレクション、編集、取材、執筆業務に従事する。2011年に編集プロダクション「本間制作室」立ち上げ。現在、ビジネス誌や記念誌・社史の制作に携わる。

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